不完全さを受け入れる勇気

空手の組手の練習会に参加した。

講師は、嶋田さらら選手(全日本ナショナルチーム

「一流の方から学べる機会」と、貪欲に参加したけれど、参加者は小学生〜高校生。初心者の大人は私だけ。自分、ナイストライ!。

そして、下手すぎる大人が相手になり、気を使わせてしまった、子供達ごめんなさい。

さらら選手の説明は、簡潔で分かりやすい。そして、見本でやって見せてくれる体の動きが、本当に美しい。同じ人間だとは思えない。

最後のさらら選手からのメッセージも印象に残った。

「これから大事にして欲しいこと。試合で、新しい技にチャレンジすること。普段の練習とは違う、緊張感のある場面でチャレンジすることに意味がある。失敗しても良いからやってみる。」

ふと、試合どころか、練習ですらも新しい技にチャレンジできていない自分に気づく。

失敗したらどうしよう。かっこ悪い。と、ためらいがある。

冷静に考えると、かっこ悪いなんて今更だし、(40で空手を始めた段階で、かっこ悪い姿をさらしつづけてきた)誰もおばさんが、上手にできるとは思っていない。どころか、誰もおばさんに関心なんてない。自意識過剰にも程がある。

岸見一郎も高齢になってからの趣味を充実させるコツは「不完全さを受け入れる勇気」と言っていたではないか。

改めて気づいてしまった。自分の捨てきれていなかった勘違いのプライドと不完全さを受け入れる勇気がないことに。

次回の練習からは、失敗したって、かっこ悪くたっていいから、思いっきりチャレンジしたい。