生まれてきてよかったのか問題を抱える次女

夕方、次女(小4)と散歩していると、

次女「私うつ病かもしれない」

私「何で?」

次女「‥やっぱり言うのやめる」

私「‥」

次女「生まれてきてよかったのか不安になる」

といって泣いた。

私「それ、お母さんも一緒」

次女「えっ、そうなの?話してみてよかった」

今思うと、『〇〇(次女の名前)がいてくれてお母さんは幸せだ。生まれてきてくれてありがとう』が模範解答だったかもしれないけれど。

とっさのことで、本音がでてしまった。

私自身も、長女の不登校以来「生きていて良いのか」の問いとは一心同体。

「そんな自分を肯定したい、生きている後ろめたさを解消したい」が行動の原動力になっている気もする。

大人は、そのようなネガティブな問いを生きる原動力に変換できるけれども、小4でそのような問いをもってしまった次女、辛いだろうに。

いつか、それが生きる原動力になる日が来ることを祈りつつ見守りたい。

技術士総監部門不合格

技術士総監部門。不合格。

筆記試験で不合格。面接まで至りませんでした。

技術士総監部門。業務独占資格ではない。取得したところで何かできるようになる訳ではない。

自分がこの資格をとる動機を再確認してみた。

・何もできない自分だからこそ資格で武装がしたい。浮き輪が欲しい。(今だに他者基準の物差しが捨てきれていない。)

・単純に新しいことを学ぶのが楽しい。

・資格を取る過程で、新しい枠組みで物事を捉えられるようになるかもしれない好奇心。

・具体的な目標がある方が生きやすい。自分を不安にさせること(引きこもりの子供達の将来)を考えすぎずに済む。

そもそも、そんな緩い動機しかないから不合格なのかもしれない。

それでもいい。今を楽しく、生きやすくするには短期的な具体的な目標が必要なのだから。

さて、怠けていた復元論文の作成から始めよう。

干し柿 レア(生)

干してから一週間。

天気がよかったからか、かなり小さくなっていた。

我慢できずに食べてみると、柔らかくて甘くて

美味。

この乾き具合、最高だと思った。

お店で売っている干し柿は、日持ちも大切だから、ミディアムかウェルダンにまで干し上げないといけないのだろうけど、私が好きな干し柿はレアだ!。

明日から雨だし、早速全て物干しから下ろし、冷蔵庫へ。一部は、ラップに包んでジップロックに入れて冷凍庫へ。

お店では買えない、自分好みのものが食べれるのは自分で作る醍醐味だな〜。幸せ。

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うんともすんとも日和 YouTube

夫との離婚や死別、自身の挫折や葛藤など苦しい経験が人生とスパイスとなって輝いている女性の短編ドキュメント。

どの女性も皆それぞれに素敵で、希望や勇気をもらえる。

自分と重なる経験がある女性には、特に共感からの励ましをもらえる。

エール株式会社取締役 篠田真貴子氏

https://m.youtube.com/watch?v=Bnd4wuZ1YQ0

会社での挫折と、こなすだけで子育てを楽しめない自分を不合格と思い続けてきた11年間。

私は、篠田氏のようなキャリアウーマンではないけれど、組織で働きながら子育てをしてきたという共通点から、共感ができた。そして、こんな自分でも良いのかもしれないと勇気をもらえた。

子供3人の不登校、この苦い経験が人生のスパイスとなり、共感できる人に勇気を与える側になれるといいな。

作業から味わう時間へ

映画「ゆ」の監督、平井敦士氏と話す機会があった。

https://doors-toyama.jp/news-columns/1263/

最近、土鍋でご飯を炊き始め、これまで、作業だった事(スイッチを押すだけ)が味わう時間になった。食べるものも変化し、生活全体が変化した気がする。

映画「ゆ」も同じことを表現したかった。

風呂に入る作業を銭湯へ行くことで味わう時間に変化させている。

とのこと。

味わう時間を増やしていきたいものですね。と合槌を打ちつつ、

勝間和代のロジカル家事の信者で、全自動調理器、床拭きロボットなど、効率化されたわが家の日常を思い出していた。時間を味わう要素なんてない。

でも、味わう時間を増やしたい気持ちも嘘ではない。土鍋でご飯やゆったり銭湯にも憧れる。

この矛盾は何なのだろう。

味わう時間を獲得するために、味わう必要がないと判断した作業を効率化しているのかもしれない。

一体、私はどんな時間を味わいたいのか?

改めて考えてみたいと思った。

 

干し柿づくり

義母から、干し柿作りを習った。

毎年、義母からもらう干し柿が本当においしくて、いつか習いたいと思っていた。

難しくないけど、コツがある。

ヘタから出る枝が残っている果実を干す。枝がないと乾く過程で落ちる。

干す場所は室内NG。湿気でカビが生える。

多少の雨がかかっても問題ないから外で干す。

渋の成分のタンニン、服につくと取れない。

白い服で触れないよう要注意。

小さい柿は干せるまで3週間。途中で揉む等の作業は不要。

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皮を剥き、紐をつける。

シンプルな単純作業、やっぱり大好きだ。

 

自分がおいしいと思うものを作り続ける

いちじく愛が爆発しているいちじく農家さんに話を聞く機会があった。

いちじく好きの私は、この農家さんの栽培するいちじくの大ファンでもある。

商品にならなかった外見の悪いいちじくを無駄にしないよう、それらを使ってジャムも作って販売している。

昨年までは、生のいちじくもジャムも何とか買えたけど、今年は並ばないと買えないくらい大人気。開店から15分で売り切れる。

口コミなどでどんどん人気が高まっている。

ジャムは、作ったらすぐに売れてしまうので、もはや幻のジャムとなっている。

なぜ、こんなにも人気なのか? 

秘訣を聞いてみた。

『調理の専門知識もない。容器のデザインセンスもない。なので、背伸びして、オシャレなジャムを作ろうとしない。ただ、自分がおいしいと思うものを作り続けているだけ。そして、食べたお客様と「おいしいね~」と共感をしたいだけ。このいちじくジャムの味が好きなお客様が集まってきているだけのこと。』とのこと。

自分がおいしいと思うものをお客様に提供するぶれない姿勢。潔くてかっこいい。

商品を開発するときは、消費者ニーズに合ったものをと考えてしまうけど、いちじく愛が爆発しているこの農家さんには、それを超越した差別化された商品が出来上がっている。

そもそも、ジャムの作る原材料のいちじくが他では真似できないくらいおいしいからなぁとも思う。

人気のいちじくジャムの作り方と人間関係の作り方は共通しているのではないかと思った。

自分が好きだと思うものに関わり続ける。人の目は気にしなくていい。自分の「好きな事」を追求しているうちに、自然に、自分の「好きな事」が好きな人が集まってくる。

いつだったかの暮しの手帖

「好きなことに打ち込みましょう。そうすれば自然と同じ志をもつ人に出会えるでしょう」

とあった。

自分の「好き」のセンサーに正直に、真っ直ぐに。いちじく農家さんの話から改めてそう感じた。