リスクマネジメント

リスクマネジメント

「リスクを組織的に管理し損失などの回避または低減を図るプロセス。リスクが及ぼす影響を正確に把握し事前に対策を講じることで危機発生を回避する」

私の日常にも必要な考え。

<リスク>

・うっかり聞こえてしまう、愚痴か自慢かわからない(習い事が大変、本ばっかり読んでいるなど)ママ友たちの会話。

・わが家の状況(3人皆不登校)を知っていながら、自分の子自慢をしてくる強者たち(わが子の写真を見せてくるなど)。

申し訳ないけど、自慢する相手を間違っています案件

<リスクが及ぼす影響>

どよーんとした気分、疲労感、嫉妬、怒り、妬み、そして煩悩が現れてしまう自分への自己嫌悪

<事前の対策>

そのような場に出会わないよう細心の注意を払う。危険のない人々と繋がる。

 

しかし、先日、美容院に行った時、危機は訪れた。美容師の子が長男と同じクラスだった。

おのずと入学式の話になり、長男が入学式以来学校に行けていないと伝えたにも関わらず、

入学式の浮かれた写真や動画を見せられた。

私の入学式はというと、人の中で緊張した長男が嘔吐しないかをずっと心配しながら見守っていた。写真を撮る余裕なんてなかった。

「あっ、入学式って浮かれる日でしたね。そんなことも忘れていました。」と心の中で思いながら、美容院変更決定。

私のリスクマネジメント。

4月だから

3年間引きこもっていた長男が、中学の入学式に出席した。

そして、2日間学校へも行った。

あっぱれ。よくぞトライした。

昨日からは休んでいる。

休む理由はあえて聞かない。

トライアンドエラーの繰り返し。

それしかない。

長男自身、学校に行ってみて感じたことが色々あったはず。

この後どうるすかは長男次第。親はただ見守り、待つくらいしかできない。

 

最近聞いたAudible『WHOLE BRAIN 心が軽くなる脳の動かし方』ジン・ボルト・テイラー

『人間は考えることもできる感じる生き物』とあった。

私は、この状況、どう感じている?

・安堵・不安・疲労など

頭では、「親はただ見守るべき」と考えていても、複雑に感情が入り混じる。

4月は変化の月。変化に疲れるのは当たり前。今は(今も)無理せず、自分をいたわりたい。

 

 

 

長男入学式前日

明日は長男の中学の入学式

準備をした。

持ち物の中に筆記用具があった。

長男に筆記用具ある?と聞くと、あるけど、鉛筆が短すぎる。と言って持ってきたのが以下。

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さすがに、小さすぎるでしょっ!

と2人で笑い合った。

長男が、自分に部屋に戻った後、どんな思いでこの鉛筆で1人漢字練習をしていたのかと考えると何だかわからないけど涙が出た。

明日の入学式はドタキャンでも大丈夫だからと長男に伝え、中学の先生へは、3年間人とコミュニケーションをとらずに、1人部屋で過ごしてきた子ですと伝えた。

コミュニケーション力、体力、学力、いずれも通常の学校生活を送りには不安がありますと伝えた。

明日の入学式、行けるとしたら、学校では先生を1人つけて見守っていただけるとのこと。

明日行けるかも分からなければ、その先のことも分からないけれど、

髪も切らず、風呂にも入らず部屋に引きこもっていた長男が、今はただ、前向きに動き出してくれたことが嬉しい。

いつでも堂々と

最近出会った好きなもの。

①安江八幡宮(石川県金沢市

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②ジャリおじさん(大竹伸朗

https://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=615

2つの共通点

・何か、ちょっと変。

・変なのに、堂々としている。恥ずかしがっていない。

堂々とした姿が、自称小心者の私を勇気づけてくれる。

3年間部屋に引きこもっていた長男。

3月14日に肩まであった髪を切り、中学の入学式に出席したいと言う。

何年も人と会わずに過ごしてきて、急に大勢の中に入るのだから、もちろん、1番緊張しているのは長男だろうけれど、私も緊張している。

なんせ、入学式は、堂々と、動揺せずに、冷静に。と自分に言い聞かせる。

接種券たち少々お待ちを

長女宛に市役所から

「HPVワクチンの接種を逃した方に接種の機会を提供します」の案内がきた。

長女が不登校だった頃、予防接種はハードルが高かった。生活リズムが日によってまちまちだし、気分が乗る日、乗らない日もある。

予約した時間を守るということが難しい長女にとって、予約しないと受けられない予防接種はハードルが高かった。

それが理由で、予防接種を受けてこなかった。予防接種は親の義務と思い込んでいる私にとっては罪悪感満載だったのだけれど。

昨年から、県外で暮らす高1の長女。市役所からの案内を伝えると、今度帰省するタイミングで接種するとのこと。今は、予約に合わせて行動ができるようになった。アルバイトも一年近く続いている。不登校の頃、時間に合わせた行動ができなかったのは、長女がそういう人だったのではなく、その時は、そういう人だっただけだと気づく。

わが家で使ってもらえる日を待つ、長男と次女の接種券たち。少々お待ちを。時期がくれば接種できる日がくるから。焦らず、待っていてください。

今日ぐらいは涙腺解禁

昨日は長男の小学校卒業式。

卒業証書を親が取りに行くだけなので、通常運転。

最近、日中起きている生活にシフトしてきた長男だったが、昨日は夕方まで寝ていた。

仕事中、「卒業式何がめでたい?」の問いがグルグルして集中できない。

ようやく、「命を落とさず、節目の日を迎えられたことはめでたいことなのだろう」と勝手な結論で納得した気になった。

家に帰ると、家の前に小さな花束が置かれていた。メッセージカードには「◯◯君、卒業おめでとう。また一緒に遊ぼうね。◯◯より」

と書かれていた。

長男の友達からだった。

学校に行けなくなり3年近く経つのに、今も気にかけてくれる友達。

長男の存在を肯定してくれている。

嬉しかった。

そして、そのような友達と一緒に卒業式を迎えられなかったことは、やっぱり切なくて悲しい。

色々な人生、生き方がある。学校に行けないくらい大したことはないと自分に言い聞かせながら日々を過ごしてきたけれど。

やっぱり、みんなと同じように卒業式ができたら嬉しかったな。

私の、「みんなと一緒」の呪縛は強すぎる。

というのは、後づけの理由で、とにかくも、理由が整理できないまま涙が止まらなかった。

もうどうしようもない。卒業式だし。

涙腺解禁!

菓子作り衝動

私は、「子供達は手作りお菓子より、じゃがりこのたらこ味が好き」なこと、「中年女性には糖や油はそれほど必要ない」こと、「気軽に手作りお菓子をプレゼントできる友達がいない」ことを自覚している。

しかし、この本を見て作らずにはいられなくなった。

『素朴でおいしいまいにちマフィン 宮野真知子』

一時期流行った、卵、白砂糖、乳製品を使わないマフィン。何かで、それなのにしっとり美味しいと紹介されていた。

基本的に材料に「絹どうふ」と「酢」が入る。

こんな材料で本当に美味しいマフィンができるのかと実験せずにはいられない。

スーパーで半額になった腐りかけバナナを買ってきて作ってみた。

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確かに、しっとり美味しい。なかなかいける。

バターと白砂糖をふんだんに使ったお菓子より罪悪感も薄い。

実際は、「バター→なたね油」、「白砂糖→てんさい糖」なので、糖と油の過剰摂取に変わりはないのだけれど。

長男に「食べる?」と勧めると、私の圧に押され「うん」と言って、1つ持っていった。

強制的に食べさせてごめんよ長男。