引きこもりの長男に望むこと

中1の長男の3者面談。

長男は行けないので私1人で行った。

教室へ行くまでに4組の親子連れとすれ違う。

教室のある3階から見える景色は、山が近くて、美しい。

先生「◯◯君(長男の名前)どうですか?」

私「ぎりぎり元気に生きてます。」

しばらく、長男の近況報告。

先生「彼のゴールは学校に来ることではなく、社会との繋がりを持つ事だと思っているので、何か繋がりができるといいのですが」

私「私も、そう思うので、(長男が)話せる状況になれば提案してみます。」

先生から1学期の間に溜まった、教材や、配布物を受け取る。紙袋2つ分。ずっしり重い。

教室を出た瞬間、こらえきれなくて涙がでた。

長男のゴールは社会と関わりを持ち、生きてゆくこと。本当に先生の言われる通り。私も同感だった。

もう私は、一般的な親が子に期待するようなこと(勉強ができる、運動ができる、安定した会社、結婚、子供など)は一切、長男に求めていない。

身勝手に産んでしまったのは私なので、無茶な要求かもしれないのだけれど、長男には、生まれてきたことを悲しまずに、元気で幸せに生きて欲しい。ただそれだけ。

私が望む「それ」は、今の所、「程遠い現実」なのが切なくて涙が出てしまったのかもしれない。

自分の予想外の感情の高まりと、涙に右往左往しながらも、泣き顔で長男と顔を合わせるわけにもいかないので、

Audible『私たちがプロポーズされないのには101の理由があってだなジェーン・スー』を聴いて、現実逃避+ひと笑い。未婚のプロ達の辛口コメントに笑いつつも、自分も未婚のプロになるべき人材だったかもと共感したりして。

落ち込みからの回復アイテム常備しておきたい。