夫のご飯を作ることをやめました。

Audible『あきらめません!垣谷美雨

私の心の中を言語化してくれているような本だった。

男尊女卑を我慢しながら勤務人生を終え、定年した主人公が予定外に田舎の市議になる話なのだけど。

主人公は前向きに社会変化に取組むのだけれど、

男尊女卑、私は、もううんざり。諦めている。

夫は、他の家庭と比べるとマシな部類なのかもしれない。

とも思うけど、

ワンオペ育児中、夫が「俺は他の家の夫と比べると相当家事を手伝っている!」

と主張してきた時には本当にうんざりした。あきれて会話することも嫌になった。

他の家の夫と比べる理由が不明だし、お互いフルタイムで働きながら、家事と育児の99%は私がしていた。

夫は、子供が生まれてからも、生まれる前と勤務体制を一切変化させることなく、昭和的、熱血勤務を続けた。

何よりも、一番良くなかったのは、専業主婦+亭主関白の家庭で育った私が「家事は妻がやるべきバイアス」から逃れなれなかったことかもしれない。

 

4月、私は異動で職場が遠くなった。これまで、不登校の子どもたちのお昼ご飯を昼時間帰宅して作っていたけれど、それができなくなった。

今は、朝の時間に、子どもたちの昼食と夕飯の準備をしている。

そして、夫のご飯を作ることはやめた。どう考えても大人の分まで私が作る必要はない。大人だから自分でできるでしょう。

この4月、「妻は夫のご飯を作るべきバイアス」を克服した。