時々、近くの禅寺で30分の座禅をしている。
座禅中、色々なことが思い浮かんで集中できないことも多い。
坐禅後の和尚の言葉
「集中できないことを責めない。30分という短い時間すらも自分の頭や心を思い通りにできないことを自覚する。それに気づくだけでも座禅をする意味がある。」
和尚のこの言葉を聞いて、日常、暴走しがちな自分の頭と心を思い出した。
何か事が起こるとすぐに白黒つけたがる。結論を急ぐ。モヤモヤした状態が許せない。この衝動は何なのだろう。
和尚にそれを話すと、社会全体がそのような状態かとは思うけれども、モヤモヤしたり曖昧なものを受け入れる心も持たれた方がよいのではとのアドバイス。
白黒つけたり、結論を出す方がスッキリして心地いいこともあるけれど、敢えて、白黒つけない。結論を出さない。保留のものを心に持つことに慣れる。暴走する心を飼い慣らすためには必要なことかもしれないと思った。