ハチドリになりたい

ハチドリのひとしずく 今わたしにできること

監修 辻信一

森が燃えていました
森の生き物たちは われさきにと 逃げて いきました
でもクリキンディという名のハチドリだけは 行ったり来たり
口ばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは 火の上に落としていきます
動物たちはそれを見て
「そんなことをして いったい何になるんだ」と笑います クリキンディはこう答えました
「私は、私にできることをしているだけ」

 

ハチドリになりたいと思った。

小さな力かもしれないけれど、世界がよくなるように、ひたむきに自分のできることをやりたい。没頭したい。

私が、国際協力の仕事につきたいと思う理由も、きっとこれなのだろう。世間のゴタゴタから離れて、できることに没頭することで自分を満足させたい。

一方、最近、仕事が嫌すぎて、ブログの更新の気力を失っていた。嫌な理由は、ハチドリの逆だからだろう。政策と現場のギャップ。私は、現場の人なのだけれど、従うべき政策の意味を見出せない。世界をよくするための政策と思えない。その政策に従って仕事をしている自分の行動の意味を見出せない。給料、待遇ともに安定した職場なのだけれど、安定だけでは仕事の気力を維持することは難しい。今更ですが。