子供はよくも悪くも人生を濃密にする

Audible 中年以降 曽野綾子 を聴いた。

著者とは世代も宗教も違うし、2007年に書かれた本だったけど共感できる部分が多かった。

特に子供について書かれた部分は共感できた。一部抜粋

「子供がいるということは、よくも悪くも人生を濃密にする。喜びも憎しみも深くする。それが子供という存在の贈り物」

著者は、子供を持つことは重い苦悩やどうにもならない悲しみもあるから、子供をもたない選択をする人に、子供を持つことを勧めたりしないとのこと。

正直、子供が不登校や引きこもりになることは私にとって想定外であり、苦悩した挙句、産まなければよかったと思ったこともある。

しかし、曽野さんの言われる通り、私の人生を濃密で深くしていることは間違いない。

曽野さんは、中年は、境遇を人のせいせず、自分の肥料にすることができるようになる時期とも言っている。

「苦悩を受け入れ自分の肥料にする。」穏やかな心の置き方のような気がする。