四十の手習い

3年前、次女と一緒に空手を始めた。

今は、次女は辞めたので私1人で習っている。小学生の中に大人が1人。

私に熱心に指導してくれる先輩(小6男児)が2人いる。

私が型を間違えると、

「はい!失格!!!」と満面の笑み。

そして、丁寧に間違いを正してくれる。

小学生からすると、大人を指摘することは嬉しい事なのだろう。そして、中年女からすると、躊躇なく指摘をしてくれる存在がありがたい。

需要と供給が見事にマッチしていて気持ちが良い。

先生からの指摘は、呑み込みが悪く、言われた通りに身体が動かせないため、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

 小学生からの指摘は、呑み込みが悪い事に変わりはないけど、嬉しそうに指摘をしてくれるおかげで申し訳ない気持ちにならずに済む。

小6男児を師と仰ぎながらの四十の手習は続く。