それは それとして

夫に家事や子育ての負担を背負ってほしいと伝えた際の夫の返答、

「頼んでもいないのに、あなたが勝手に抱え込んでいる」

夫から見たらそうだったのか。

これまで、夫に頼んでもやってもらえなかった時の落胆の積み重ねから、夫には期待しないと自分に言い聞かせてきた。

その結果、夫には期待せず、家事は作務だと思い、ほとんど私が自主的にしてきた。

私が家事を抱え込むに至った原因は夫にもある。

正直、「勝手に抱え込んでいる」は心外だ。

と思った時に思い出した言葉。

「それは それとして」鈴木大拙

鈴木大拙は金沢出身の仏教哲学者。この言葉には、問題の次元を変える力がある。

「それは それとして」今とこれからを穏やかに過ごすためには、過去のことに腹を立てていても仕方がないな。

理由はともあれ、勝手に抱え込んでいたことを反省し、夫にも家のことをやってもらうことにしたいと思う。

そして、金沢の鈴木大拙館、前から行ってみたかったことを思い出した。今度行こう!

前向きな気持ちになってきた。