長女が実力以上の高校を受験した理由

小4から6年間不登校だった娘は、中2から勉強を再開したものの、一般的な高校を受験する学力には至らなかった。

結果、長女の希望で県外で一人暮らしをしながら、通信制高校に通うことになった。

その選択に至るまで、長女は県内の通信制定時制高校に通うことを頑なに拒否した。そして、自分に実力がないと分かっていたはずだけれど、一般的な高校を受験した。

私は、前向きに諦めているので、一般的な高校にこだわる長女が理解できなかった。

ある本に、「不登校の子は自分のプライドを守るために実力以上の高校を目指しがち」と書かれているのを目にし、長女の行動に納得できた。

長女にもプライドがあり、一般的なレールに乗ることでそのプライドを保ちたかったのだな。

何だかショックだった。

それが、良いことか悪いことか分からないけれど、長女は理想の自分と現実の自分とのギャプに苦しむことになるのだろうと思う。そして、既に苦しんでいるのだろうとも思う。

親としてできることは、それを含めて見守ることくらいしかないな。

今は、自分で進路を決めたことを褒めてあげたい。