仮面をかぶってマガママに。

Audible『幸せへのセンサー 吉本ばなな

59歳になった吉本ばななのエッセイ。

今の自分にFitして、聴いていて心地がよかったので、掃除や散歩をしながら2回聴いた。

その中に、『「仮面をかぶる」には悪いイメージがあるけれど、「仮面をかぶる」ことで仮面の下で無理をせず、心地よくいられた。』といったことが書かれていた。

私は「不登校の母仮面」をかぶっている。実際に不登校の母だから仮面ではないのかもしれないけれど。

この仮面をかぶってから、無敵になった。

職場の飲み会やママ友の誘いなど、自分の気の進まない場面は、全てこれで断れる。

断ったところで、無理強いする人はいない。

皆、腫れ物扱いをしてくれる。

正直、腫れもの扱い大歓迎。

実際は、わがままに、参加する場所、付き合う人を選んでいるだけなのだけど。

子供の不登校がなかったら、今も、自分のセンサーではなく、社会常識とかに従って気の進まない場に参加していたかと思うとゾッとする。

子供の不登校のおかげで、自分のセンサーに敏感になれたのは、よかったことかなと思う。

今は、仮面をかぶってワガママに。

そして、仮面がなくなっても、自分の「心地よい」とか「楽しい」のセンサーを大切にしてワガママに人付き合いをしていきたいと思う。