不幸な家庭はみなそれぞれに

わが家の場合、子供の不登校の主要因は、「仕事とワンオペ育児で余裕のない母×子供のHSC的性質」と思っていた。(今でもそう思っている)先日、不登校児をもつ親が集うcafeで、「私が家にいるから子供が不登校になったのかもしれない」と悩んでいるお母さんがおられた。私とは違い、丁寧に子供に接していそうな、穏やかそうなお母さんだった。目からウロコ。

不登校の原因は様々で、「母親が〇〇だから不登校」と単純に結びつけることはできない。

『幸福な家庭は一たいによく似たものであるが、不幸な家庭はみなそれぞれに不幸である』

アンナ・カレーリナ トルストイ

ついつい、不登校を不幸と結びつけたくなってしまうけど、以下の言葉に勇気づけられる。『この世にあるのは「幸福な家庭」と「不幸な家庭」ではなく、「成熟した家庭」と「未成熟な家庭」ではないか』言葉の力、生きる力 柳田邦男

「幸」、「不幸」で片付けるのではなく、ありのままを受け入れることで、成熟した自分、成熟した家庭を目指していけたらいいなと思う。