「変えられるのは自分だけ」の落とし穴

「相手に期待しない。相手は変えられない。変えられるのは自分だけ」

よく言われることだし、私も、この言葉を自分に言い聞かせることで、夫婦間で喧嘩もなく穏やかに日々を過ごせている気でいた。

しかし、そうではなかった。

表面上は穏やかに過ごせていても、芯の部分では破綻だった。

「相手に期待しない」から破綻につながった理由は以下だと思う。

①相手へ期待しないが助長されると、相手への諦めや無関心につながる。

②相手に滅私奉公することになり、不満が蓄積する。

破綻しないためには、相手に期待はしなくても、諦めず、粘り強く話し合いの場をもつことが必要だったのだろうなと思う。

でも、正直、忍耐強く話し合う動機がみつからない。

私は、自立した女性を目指した結果、精神的にも金銭的にも夫には依存していないつもりでいる。

今は、子供のためと割り切ることで、日常生活には支障がない。時が解決してくれるかもしれないから、今は夫婦一緒にいる動機、目的、意義など深く考えず夫婦間の摩擦を極力減らして省エネモードで日々を過ごすことしかできないなと思う。