アフリカ支援と子育ての共通点

「新・現代アフリカ入門」勝俣誠

を読んだ。

国際社会が主導権をもったアフリカ支援が上手くいかなかった(植民地からの変革を実現できなかった)理由はたくさんあるのだけれど、その一つに以下のことがあると言う。

 ものやサービスを満たす対症療法のため、アフリカ国民が援助に依存。構造的な問題に、アフリカ人自身がが気づかず、自ら考えて行動することを阻害してしまった。

 一方、変革を実現している南米は、独立前後に社会変革への試行錯誤がたくさん行われてきたと言う。

 自ら考え行動する子供を育てたいと思っているけれど、つい手っ取り早い対症療法でその場しのぎをしている自分の子育てと重なる。

そして、私の子育ての目標は、自ら考え行動する子供を育てることだったと改めて気づく。

次女の期末テストの点数が悪いことを残念だと思っていたけれど、そこは私の育児の目標ではない。落ち込まなくてもよい。

本当の支援とは、当事者自らが考え行動する力を育てること。具体的にどのようなことができるのか、自分なりに考えて試行錯誤してみたいと思った。