2年前から空手をしている。きっかけは、次女が空手をしたいと言ったためだった。
次女はやめてしまったので、今は自分だけがしている。小学生の中に、大人は私だけ。
先日、昇級審査があった。皆の前で1人ずつ審査を受ける。
昨日、昇級審査を見ていた保護者の方から、「上手だった。大人になって打ち込めるものがあるのは素晴らしい」など褒めていただいた。
思いがけず、自分の口から「子供が不登校なのに、自分の好きなことをしていて後ろめたいです。」と空手をしながら常に感じていた自分の本音が出た。
「母親が元気でいることが一番」と思い、好きなことに時間を使う自分を肯定しようとしてきたけれど、やっぱり後ろめたかったのだと思った。
そして、私の言葉を聞いた保護者の方は、一生懸命励ましてくださった。単純にとても嬉しかったし、心の中に溜めていた気持ちを誰かに聞いてもらえたことで心が軽くなった。
帰宅後、私の発言のせいで、周りに気を使わせてしまったと、自己嫌悪にはなったのだけれど、心の中にあることを正直に口に出してみることも時には、良いのかもしれない。