NHKの番組「 こころの時代ライブラリー かわいい民藝 救いの美」に出演されていた大福寺住職 太田浩史氏。
直接お会いする機会があったので、以下の内容の手紙を渡した。
自分がなぜ民藝に惹かれるのかの問いの答えが、番組での太田さんの言葉から気づかせてもらいました。
・自分に穏やかなモノへの憧れがあるから。
・民藝品は不二(2つに分けることをやめること)になれない自分に不二を思い出させてくれるから。
私事ですが、3人の子供のうち、現在2人が不登校で家に引きこもっています。
つい、学校に行ける、行けないの2つに分けて考えてしまいがちです。
太田さんの話しから、
物事を2つに分けて考えるとバランスを崩しやすいこと。
物事を2つに分ける以前の状態になることが必要であることを知りました。
自分にとって民藝品は、不ニを思い出すためのツールの一つの気がします。
民藝品に触れることで、不二を思い出し、心穏やかに日々を過ごせたらと思いました。
この手紙に対しての太田さんの言葉(不登校の子供達の育て方に関してのコメント)
「否定も肯定もせず修正しながら育ててゆく」
どのように修正したらよいのかを尋ねると、急激に変化を起こすのではなく自然に任せるとのことだった。
思えば、否定も肯定もしない心の持ち方、あまりやったことがない。たいてい自分の中で「良い、悪い」、「好き、嫌い」、「あり、なし」を瞬時にジャッジしている。
否定も肯定もしない波風のない静かな心を持ちたいと思った。