引きこもりの長男への接し方として、焦らず本人が行動を起こすまで忍耐強く待つ姿勢をとってきた。その姿勢で2年間。
そのような接し方をしてきた理由
①家を本人にとって居心地良い場所にしたい。
(多くの本などに、学校に居場所がなく、家にも居場所がなくなったら自殺するなどと書かれていたため。)
②適切な声のかけ方がわからない。自分の声がけが、本人へのプレッシャーや傷付けることにならないか不安。
③自分に元気がないと、接することができない。病んでいる長男に接するとエネルギーが吸い取られる。忍耐強く待つと言うよりは、放置・放任に近い・・。
最近、その接し方に行き詰まりを感じるようになった。本人の成長過程か、接し方が原因か分からないけれど、長男との距離が開き、長男本人もさらに無気力になった気がする。
ちょっと前までは、毎日お風呂に入っていたが、最近は入らない。週に数回、家に人がいない時間帯にシャワーを浴びている。
ご飯も一緒に食べなくなったため、会話の機会がなくなった。
長男の笑顔が見たい、少しでも会話がしたいと思い、長男が好きで旬な食べ物(今なら枝豆、モモなど)部屋に持っていく事にした。
「美味しかったから食べてみて」と何気ない様子で、置いてくる。
長男に媚びるような事はしたくないと思い、これまで部屋に食べ物を持って行くことはしなかったのだけれど、やってみると、長男の笑顔も見れ、会話もできて嬉しい。
なぜ、媚びるようなことをしたくなかったか。
①他人目線で考えると甘やかしの気がした
②自分が惨めになりそうだった
①、②ともに思い込みだった。
今、ここで必要だと思うこと、自分が心地良いことを先入観を排除してやっていきたいと思う。