自由は自由で苦しいのだな

世界がもし100人の村だったら池田香代子対訳

などを読んでも、たまたま日本に生まれた私の状況は恵まれていると思う。

世界には選択の自由がない人がたくさんいる中で、私には選択の自由がある。

私の根底には、自由がある自分が不満を持つことは間違っているという思いがあった。

しかし、Audible「武器になる哲学」山口周

を聴き、自由を苦しいと感じても良いのだなとホッとできた。

フロムは著書「自由からの逃走」で、「自由は耐え難い孤独と、痛烈な責任を伴う」、サルトルは「私たちは自由の刑に処されている」と言っている。

そして、自由から逃れて権威主義(権威を盾にとって思考・行動したり、権威に盲目的に服従する態度)的性格に陥りやすいと言う。

職場で、組織に服従している人達は、権威主義に陥っているんだ!納得。

(自分もそうかもしれない。)

選択肢がある自由に感謝しなければいけないのに、自由への不満をもってしまう自分を肯定できない気持ちになることもあったけど、自由は苦しくて当然なのだと思うとホッとできた。

自由は苦しいものだと自覚し、自分が権威主義に陥っていないかを確認しながら日々を送りたいなと思った。