職場の先輩の講演を聞き感銘を受けた。
先輩は、植物病理の研究者で、「研究は対策のためにある」とし、研究結果がいかに農業現場で役に立つかにこだわって仕事をされてきた方だ。
ついつい、調べたり、研究したり、自己満足で終わってしまいがちだけれど、現場で役に立たなければ意味がないと改めて思った。
また、現場で対策をとる際に障害となる問題の本質を理解し、ステークホルダーの理解、共有、積み重ねが大切とのこと。自分の浅はかな、仕事の仕方を反省させられた。
私も、先輩のように人の役に立ちたい。私には人の役に立ちたい欲がある。
そして、この欲が、無意識のうちに2人の不登校児(人の役に立たない人生を送るかもしれない)を否定することにつながっていた気がする。
私はたまたま人の役に立ちたい欲があるだけ。それはそれとして、人の役に立つかどうかが人間の価値を決めるわけではない。