冷房をつけない長男

まだ梅雨明けしていないけれど、毎日恐ろしく暑い。そして、高い湿度。

環境に優しい生活をしたいと思っているけど、冷房なしには生活ができない。

小4から不登校となり、小6となった現在、自分の部屋からほどんど出なくなってしまった長男。

今一番心配なことは冷房をつけないことだ。

サウナのような暑い部屋で毎日を過ごしている。

「暑かったら冷房つけてね」と声をかけているけれど、つける気配がない。

冷房をつけなくなったきっかけに、思い当たることがある。

不登校になって日が浅い頃、窓を開ければ清々しい日に、長男は、窓を閉め切り冷房をつけていた。そんな長男に向かって私は、

「こんな気持ちの良い日に、冷房つけるのはもったいないから窓開けてね」と言った。

無駄に環境意識の高い私にとっては、当たり前の発言だったのだけれど、おそらく長男を傷つけることになってしまったのだ。

長男は、自分のことを冷房をつけるに値しない人間だと思い込んでしまったのだと思う。

長男は、外の音が聞こえることが嫌、猫が逃げ出すことが心配なので、窓は開けない主義であることに後から気づいた。

終わったことを後悔しても仕方がないのだけれど、口は災いのもと。HSCの子どもにとっては特に注意が必要だ。

熱中症にならないことを祈りつつ、自分は冷房をつけるに値する大事な人間なのだと気づいてくれるよう、自己肯定感を高めるような声がけは地道に続けていきたいと思う。