喜びを伝えて罪滅ぼし

1年ほど前に、現在、中3の長女が小2の時に書いたメモを見つけた。そこには、「お母さんを喜ばせたい」と書かれていた。

長女が小2の頃の私は、仕事をしながら3人の子供のワンオペ育児中。「残業して帰ったら、子供の寝顔に癒される」と言う、男性の同僚に、「それは余裕のある人の発言!」と腹を立てていた。必死に定時に帰宅し、「保育所のお迎え、宿題、ご飯、お風呂、洗濯、明日の準備。」とてもじゃないけど、子供の寝顔を可愛いと思える余裕はなかった。きっと、毎日恐ろしい顔をしていたのだろうな。

その頃の長女の気持ちを想像すると、胸が苦しくなる。私の喜んだ顔を見たかったのだろうなと、申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

長女はもう、そのメモのことを忘れているとは思うけど、今からでも、長女にしてもらって嬉しいことは、喜びを態度や言葉で伝えたい。せめてもの罪滅ぼしになればいいなと思う。