感動のツボ

数年前、茅野市尖石縄文考古館で土偶

縄文のビーナス」、「仮面の女神

を見て感動した。縄文人、破天荒すぎる、そして美しすぎる。

昨日、ボーダレスアート展で作品を見た。

見る人の存在を意識していない作品。伸び伸びとしていてかっこいい。

その会場に「造形衝動の1万年」という本が置かれていた。そこには、縄文人が作った土器や土偶と障害者の方が製作したアウトサイダーアートが載っていた。

なんと!土偶アウトサイダーアートが「造形衝動」というキーワードでつながり、同じカテゴリーで紹介されていることに衝撃を受けた。

と同時に、私の感動のツボは「造形衝動で作られた作品」だと気づいた。言語化されてスッキリ。

そういえば、子供達が幼い頃で作ってくれた作品も好きだったな。

自称ミニマニストの私だけれど、それだけは今も処分できず押入れの奥に眠っている。

パートナーがいれば適切なリスクがとれる

「お風呂の栓を確認してください。」

まただ・・。

夫はお風呂の栓を閉め忘れる。

わが家のお風呂を沸かす手順は、

①お風呂の窓を閉める

②お風呂の栓を閉める

③自動湯沸かしのスイッチを押す

夫は、窓を閉めると、栓を閉めるのを忘れるらしい。

共同生活者として辛い。

夫の唯一の家事なのに、クオリティが低すぎる。そして、普段は学習スペースでお勉強をしている夫は、お風呂を沸かすタイミングで帰宅することも週に1回程度だけれど。

Audible『お疲れ、今日の私 ジェーン・スー

で申真衣さんの言葉が紹介されていた。

真衣さんはファッションモデル兼社長でもある。

「パートナーがいれば適切なリスクがとれる」

子供を抜きにして、私が夫と共同生活をしている理由は、これにしようと思った。

自分が何かチャレンジするときにリスクをとりやすくするための夫。

そうでも考えないとやってられないと思う今日この頃。

何のために夫と共同生活をしているのか問わずにはいられない。そして、何らかの答えにすがらずにはいられない自分。本当にお疲れさま。

半狂乱だった自分にかけてあげたい言葉

先日、夏休み明けから不登校の小4の次女が

「私優しいから、学校にいると気を使って疲れるんだよね」と言った。

学校に行けない理由らしきものを言ったのは、不登校3人目の次女が初めて。

次女はこの理由に加え、長女、長男が家にいるから、自分だけが「疲れる場所」に行く気力が保てなかったのだろうと推測する。

長女が不登校になったとき、何とか学校に行く糸口を見つけたかった私は、半狂乱で学校に行けない理由を長女に追求していた。

その結果、長女自身も行けない理由がわからない、もしくは言語化できないことがわかった。

そして、この行為は恐ろしく、親子ともにすり減らし、疲弊させる事だと気づいた。

それ以来、長男、次女には不登校の理由を追求したことはない。

今となっては、半狂乱の自分を抱きしめて、「学校に行けない理由なんてわからなくたって大丈夫だから」と声をかけてあげたい。

そして、運悪く長女だったために、母親から拷問のような言葉を浴びせられていた長女にどこかのタイミングで謝りたいと思った。

チューリップ球根

秋にチューリップの球根をいただいた。

くださった方曰く、「家の中でも咲かせられるよ」とのこと。ただし、注意点が2つ。

・球根は低温の場所にしばらく置かないと花が咲かない(→冷蔵庫で保管)

・土を使わない場合は、根を伸ばすために暗さが必要(→冷蔵庫から出したら、しばらくの間段ボール等で覆い暗くする)

言われた通りにやってみた。先週、段ボールから出して、現在写真の状態。

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もしかしたら、チューリップも人間も一緒なのではないかと思った。

「寒さがなければ花は咲かず、暗さがなければ根が伸びない。」

2年間部屋に引き篭もる長男。もしかしたら、寒さと暗さに耐えながら、根を伸ばしているのかもしれないと思う。

土人形愛

猫を理由にお雛様は飾らなくなってしまったけれど、毎年これだけは飾る。

とやま土人形

小さいので、保管場所も気にならない。

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富山には「土人形伝承会」があり、土人形の伝統が継承されている。

全国的に見ると、多くの土人形が途絶えている状況とのこと。

「佐原のピカソ・張子屋カマタさん」も亡くなられた。

https://www.shahyo.com/?page_id=7342

ゆるくて、斬新で、飛んでいるカマタさんの土人形が好きだった。残念。

土人形は生活の必需品ではない。時代の流れ、「需要が少ないから途絶える」、「経営が成り立たないから途絶える」は必然の流れ。

と言ってしまえばそれまでだけど、私は、土人形が好きだ。

土人形の暖かさに、ほっこりしたり、癒されたり。

富山も土人形伝承会はあるものの、昔ながらの伝統的な製法で土人形を作っている方は2名のみとのこと。

「私も土人形を作りたい。」と民藝店の店主に相談したら、伝統的な製法で作っている方を紹介していただけるとのこと。

人生の新しい展開につながるかもしれない緊張感とワクワク感。勇気を出して言ってみてよかった。

癒しのチョコケーキ

Audible『大人の女におやつはいらない 若林理砂』を聴いても、勝間和代さんの本を読んでも、私の体にこれ以上、糖分が必要がないことはよくわかっている。

それでもやめられないお菓子。

「チョコケーキ」

洋菓子店の高級チョコケーキではなく、コンビニで買える有楽製菓の60円のチョコケーキ。

以下チョコケーキのHP

https://yurakuseika.co.jp/lineup/chococake/

2枚入り。1枚は朝、1枚は夕方にと思うけど、封を開けると止まらない。一気に2枚完食。

カロリーは1袋173kcal。

簡単に消費できるカロリーではないのだけれど、ついに、箱買いをしてしまった。

1袋食べても、まだたっぷり家にある安心感。幸せだ〜。

選ぶ道より選んだ勇気

DISHの沈丁花の歌の歌詞に

「選ぶ道より選んだ勇気」

とあった。これだと思った。

歌詞から推測すると、息子が母に言われて嬉しかった言葉のようだ。

10日ほど前、風呂に入っていると。

長男(小6  小4から引きこもり)が「なんか怖くなった。怖い。なんか怖い」

と声をかけてきた。

自分から何かを言い出すことは滅多にない長男。

驚いた私は、慌てて風呂から上がり、タオルを巻いた状態で長男の話を聞くことにした。

私「どんな風に怖い?」

長男「数字を数えていたら、急に数字がなくなるような怖さ」

私「・・・」

うっ。難易度が高すぎる。

「不安な感じ?」

長男「わからない」

私「今は怖いかもしれないけれど大丈夫だから。何も心配いらない。」と何度も繰り返す。

落ち着きを取り戻した長男は、自分の部屋へと帰っていった。

この対応が正解か、不正解だったかはわからないのだけど、「何も心配いらない」は私の本音ではなかった。正直、嘘だ。

私自身、心配な気持ちと闘いながら、時に負けそうになりながら日々を送っている。

嘘をついた罪悪感が残る。

そこで出会った、沈丁花の歌詞

「選んだ道より、選んだ勇気」

今の状況に当てはめると

「話す内容より、話してくれた勇気」

話してくれた勇気が嬉しかった。と素直に伝えればよかっただけかもしれないと思った。

これなら、本当の気持ちだから罪悪感が残らない。

次回同じ状況になったとしたら、そう言ってみよう。日々、試行錯誤。