アドラー心理学

少し前に子育てに関する指南書として、「アドラー心理学」がブームになっていることは知っていた。

けれど、一般的な育児書同様、自分のできていない部分にフォーカスしてしまい、嫌な気持ちになることを恐れ、手に取ることはなかった。

Audible「アドラー心理学入門」岸見一郎

を聴き、自分のための本だと思った。もっと早く読んでいればよかった。励まされた。

私は、3人中2人の子が不登校になった原因は自分にあると考えてきた。今でもその思いは変わらないのだけれど、アドラーは「原因論」ではなく、「目的論」で考えることをお勧めしている。

例えば、学校に行かないために、不安の感情を作り出すといった、感情を目的のために作り出すという考え方だ。

原因は変えられないので、適切に対処しようとするとき、行動の目的に着目する考え方は、自分を前向きな気持ちにさせてくれた。

また、自分は子供を愛せていないのではないかと、不安になる時もあったのだけど、「愛の感情は結果である。良いコミュニケーションのあるところに愛の感情が生まれる。良いコミュニケーションは技術である」という言葉にも励まされた。

自分を責めているだけでは、何も変わらないことに気づかせてもらった。

今日はスクールカウンセラーの日。カウンセラーと前向きな話ができるよう準備をしていきたいと思う。