シンプルで実用的なアドバイス

私は、車の運転が苦手だ。特に雪の日の運転は苦手なので、プライベートでは雪が降ると、ほとんど運転をしない。

昨日は雪がひどかった。仕事で山間地域へ行く約束があった。覚悟を決め、目的地に向かった。途中何度か、タイヤが空回りし、進めなくなりそうになったが何とか目的地に到着した。

用事を済ませ外へ出ると、さらに雪が積もり、吹雪だった。私は、雪に埋もれづに職場まで帰れるのかと不安になり、雪の日の運転のコツを地元の方に聞いた。

かなり、凸凹道だから雪にはまるかもしれないけれど、はまったら、以下のようにとのこと。

「焦らず、チョッ、チョッ、チョッとアクセルを踏む。アクセルを一気に踏み込むとタイヤが空回りして進めなくなる。前進、バックを繰り返すうちに、進めると思う。帰りは下りだから轍に沿って、運転すれば多分大丈夫だと思うけど、進めない場合は周りの人を呼べばよい。」

え〜!既に暗いし、周りの人を呼ぶと言っても民家のない場所がほとんど。不安過ぎる。

『焦らない。チョッ、チョッ、チョッのアクセル』を自分に言い聞かせつつ出発。

途中、立ち往生しているトラックを見かけ、緊張感が高まった。

アクセルを、何回かに分けて踏み込むことで、タイヤが空回りせず、何とか雪道を運転できた。

通常の倍の時間をかけ職場に到着。

地元の方のシンプルで実用的なアドバイスありがたかった。アドバイスがなければ、途中立ち往生していたかもしれないと思うと恐ろしい。

それ以前に、「雪がひどいから日を改めて欲しい」と相手の方に相談すべきだった。

雪国生まれ、雪国育ちで、雪道運転が苦手と恥ずかしくて言えなかった自分に気がついた。

無駄に雪国プライドが高い自分を反省。苦手なことは苦手と認め、恥ずかしがらずに公開することでもっと無理なく楽に生きれるようになる気がする。