私は、「子供達は手作りお菓子より、じゃがりこのたらこ味が好き」なこと、「中年女性には糖や油はそれほど必要ない」こと、「気軽に手作りお菓子をプレゼントできる友達がいない」ことを自覚している。
しかし、この本を見て作らずにはいられなくなった。
『素朴でおいしいまいにちマフィン 宮野真知子』
一時期流行った、卵、白砂糖、乳製品を使わないマフィン。何かで、それなのにしっとり美味しいと紹介されていた。
基本的に材料に「絹どうふ」と「酢」が入る。
こんな材料で本当に美味しいマフィンができるのかと実験せずにはいられない。
スーパーで半額になった腐りかけバナナを買ってきて作ってみた。
確かに、しっとり美味しい。なかなかいける。
バターと白砂糖をふんだんに使ったお菓子より罪悪感も薄い。
実際は、「バター→なたね油」、「白砂糖→てんさい糖」なので、糖と油の過剰摂取に変わりはないのだけれど。
長男に「食べる?」と勧めると、私の圧に押され「うん」と言って、1つ持っていった。
強制的に食べさせてごめんよ長男。