やさしい世界

昨年からブラインドランナーの伴走をしている。

毎月、運動公園で練習会がある。

ブラインドランナーは運動公園まで送迎する人がいないと練習会に参加できない。

ご家族が送迎できない場合は、伴走者が送迎をする。

完全に善意で成り立つこの世界。すごすぎる。

 

送迎、伴走を長年やってきた70代女性が

「最近、運転に自信がなくなってきたので送迎からは降りたい。」とのこと。

周りからの賞賛や承認があるわけでもないのに、淡々と、善意で送迎・伴走をしてきたこの女性。

自分の価値基準がはっきりしていて、かっこよい。勇気がある。

このような人に支えられて世界が成り立っているのかもと思う。

 

一方の私は、伴走オンリー。送迎はしない。

その理由は、

事故リスクを背負いたくない。

運転が苦手。

他人と同じ車に乗ることに抵抗がある。

以上の理由で、私にとって、送迎は、無理をしないとできない。

これ以上、自分に負荷をかけると伴走は続けられないと感じる。

サポートは無理せずできる範囲で。

周りの神のような方と自分を比べて、自分を否定しないこと。

今はそれでよい。また、何かきっかけがあれば・・。