限定された目的は人生を簡潔にする

数年前に聴き、時間の使い方で刺激を受けた

「尾石 晴 やめる時間術・・」

を改めて聴いた。共感できる部分も多いのだけど、何だか違和感。

その違和感は、おそらく、(私から見たら)大金持ちになりることを目指すことが当たり前のこととして時間を使うことが語られているからの気がする。

私は、尾石晴さんのように不動産投資のような不労所得に全く興味が持てない。

職人や、農業者の労働の姿そのものが美しく尊いと感じる。自分もできればそのような生き方がしたい。

そのような、労働では、所得は高くないかもしれないけれど、限られた所得の範囲内で工夫しながら好きなことができればそれで十分ではないかと思う。

私の人生の目的は大金持ちになることではなく、生きている間、懸命に、おもしろがったり、楽しんだりすることではないかと思う。

(と言いながら、現実は、子供の学費のため社畜継続中)

村上春樹 色彩を持たない多崎つくると彼の巡礼の年」で「限定された目的は人生を簡潔にする」とあった。さすが、村上春樹

切れ味鋭い言葉。

自分の人生の目的を限定することで、求めてないことに時間やエネルギーを使わない簡潔な人生を送っていきたいなと思う。