土井善晴ファンになる。

Amazon prime videoで「情熱大陸 土井善晴」を見た。

「一汁一菜でよいという提案」が数年前に話題になっていた。その時は、粗食のススメ的な本かと思い、手を出さなかったのだけど、読みたくなった。

情熱大陸を見て、心に残ったこと。

「一汁一菜・・」は決して時短料理本、粗食のススメ本ではない。哲学本。

料理に苦しむ人を救済する本。

家庭料理は、均一ではないからおもしろい。

料理を作るときに美味しくしようと考えてはいけない。結果として美味しくなる。

適当に、よい加減に料理することは悪いことではない。自分で考えることができるようになる。

料理を作ることはクリエイティブで楽しいこと。

料理は、あたたかくて、深くて、楽しい。

 

つい、やっつけ仕事になりがちな日々の料理。頭で考えることをやめ、分量通りに食材と調味料を入れ、全自動調理器のスイッチオン。

土井善晴が楽しそうに料理する姿を見ていると、もしかして、日々の楽しみを自ら手放しているのかもしれない気持ちになった。

明日から、適当な味噌汁を作るとことから始めてみたい。