愛おしいピアノ

最近は、音の伸びるペダルを踏みながらピアノ曲を練習中。

頭がこんがらがって、全然上手く弾けないのだけれど・・。

先日のピアノレッスン

先生が「ペダルを踏んだ後力を抜いてみてください。」

と言われたので、意識して力を抜いてみた。

「響き」がカッチカチに力が入っていた時と全然違う。

近くで響いている感じがする。

先生曰く、力を抜くとピアノと人の共鳴の仕方が違ってくるとのこと。

これは、ピアノに限らずバイオリンも同じ。

演奏者の力の入り具合が響き方に影響するとのこと。

こちらの状況に反応して、響き方を変えるだなんて、ピアノ(楽器)って何て愛おしのだろうと思った。

そして、共鳴があるから、ピアノを弾くことがこんなにも気持ちが良いのだと気づいた。

ピアノの先生や親に怒られながらピアノの練習をしていた小学生の頃は、全く気づくことのできなかった喜び。

喜びや味わいへの感受性が小学生の頃より高まっている。

大人の余裕と言うものか。年をとるのも悪くない。

それにしても、「力を抜くこと」ここでも大事だったとは!

空手、ランニング、水泳、万事、力を抜くことが大事と実感しているのだけれど、ピアノもそこが大事だったとは。

力を抜くことを極められれば、達人・仙人レベルに到達できるのだろうなぁ。改めて、感じた出来事でした。