「アイヌの丸木舟」の映像を見た。
アイヌすごい。
今まで、アイヌの伝統的な模様が好き程度だったけれど、生活や考え方も大好きだった。
ナタ一つで林に入り、必要なものは現地調達。川の水をすくう柄杓に始まり、子屋まで、現地の木や葉で作ってしまう。生きる力がある。
子供の遊びと生活の境目が曖昧。遊びの中に生活の知恵要素が詰まっている。自ずと、生活そのものがクリエイティブで楽しそう。
映像の中の、アイヌ研究家の萱野茂さんの言葉も温かかった。「自然と歩み、自然のありがたさを知り、大切にしてほしい。それを子供達に伝えたい。大それた願いかもしれないけれど。」
今の時代、効率を重視するあまり、生きる力や、生活の中の楽しさを犠牲にしてきたのかもしれない。
自分の中の野生を呼び覚まし「手間はかかるけど楽しい!」を生活の中にみつけ、1つずつ便利なものを手放していきたい。
アイヌの自然と調和した生き方には程遠いのだけれど。できることから。