長男長そでを着る

年中、タンクトップと短パンの引きこもりの長男。冷房も暖房もほぼつけない。

ある意味、私の憧れる仙人のようなのだけど、自分に厳し過ぎて、自分を大切に扱っていないようで不安だった。

そんな長男が長そでを着ていた。連日の寒さに耐えられなくなっただけかもしれない。けれど、私は、長男が自分を大切に扱ってくれるようになった気がして嬉しい。

食事をとりにきた時に、「長そでいいね!」と声をかけると、恥ずかしそうに微笑んで2階の自分の部屋へ行った。

長男のささいな変化で喜べること、喜びのハードルが低いこと。私の特技かもしれない。

子供の成績が悪い、運動ができないなどと愚痴を言っている親たちに、「私は、長男が長そで着ただけで喜べるよ」と自慢したい。

誰もうらやましいとは思わないだろうけど。