70代男性「孫が、学校に行ってなくって本当に困ったものだよ。」
私「わが家は現在、2人が不登校。長女は6年間不登校の後、現在は、県外で通信制高校に行っています。」
男性「娘さん、どうやって不登校治ったのですか?」
私「治ってないです。通信制なので今もほとんど学校へ行ってません。授業はWebです。学校に行くことがゴールではなく、本人が好きなことをみつけて楽しく幸せに生きてゆくことがゴールだと思っています。」
とっさに、偉そうに言ってしまったよ。
とっさに出た、この言葉はウソではないけど、悩みの渦中にいる方に言う言葉ではなかったかもしれないと反省しながら、8年前を思い出していた。
長女と子供向けのメンタルクリニックに行き、私は先生に、
「どうやったら不登校治るのですか?」と泣きながら相談していた。
先生は「時間が経てば、学校い行ける場合もあるし、行けない場合もある。とにかく、親が子供の前で泣いていることが一番よくない」と言った。
その時は、なんて無責任な発言をする先生!と憤慨していたけれど、8年経ち、不登校が1人から3人になった今、ようやく先生が「不登校は治るとかじゃない」のだよなぁと言いたかったのだと気づく。
私は、それに気づくのにとても時間がかかりました。もともと頑固で、頭が固いタイプだったからかもしれないけれど。
70代男性も「不登校は治るとかじゃない」といつか気づけるといいなぁ。
その気づきのおかげで、随分楽に過ごせるようになったから。