滝に打たれる

いつか滝に打たれたいと思っていた。

今日、その夢が実現した。

空手で黒帯を取ると、元旦に滝を浴びる慣習のある道場があり、その行事に混ぜてもらった。

「頭に滝を受けると、気を失うことがあるから、背中に当てるようにしてください。」

との注意事項を受け、いざ滝へ。

滝に打たれながら、気合いを入れながら突く。

冷たいけれど、頭がスッキリしてくる。

気持ちがいい。

終わった後、どこかのテレビ局からインタビューを受けた。

「どんな年にしたいですか?」

「・・・」

新しい年になったにも関わらず考えていなかったことに気づく。

とっさに、「穏やかな年にしたいです。」と答えたけれど、帰りの車でどんな年にしたいのか改めて考えてみた。

そして、出た結論

「感謝を忘れない年にしたい。」

ついつい傲慢で、不満ばかりを口にする自分が嫌いになりそうなことがある。自分を好きでいるためにも、日々の小さなことや、当たり前と見過ごしてしまうことにも感謝できる自分でありたい。

そして、さっそく、他道場にも関わらず、快く滝参加を引き受けてくれた先生に感謝。

ありがたい。