Audible 『老人とピアノ 稲垣えみ子』
を聴いた。
53歳からピアノを始めた稲垣さんの奮闘記。
https://jp.yamaha.com/sp/myujin/55346.html
大人になってから始めた習い事に奮闘する中年みんなに読んで欲しいと思った。
私も、中年になってから空手を始めた。
共感できる部分が多くあり、発表会の場面は涙か出た。
以下のような事が書かれていた。
年をとり、できないことが増える中、努力次第で、着実に前進するピアノは希望。
何のためにこんなに真剣にピアノをやっているのか。今更、プロになれるわけでもないのに。
その問いの答えは人間の根源的な部分にあるのではないか。
発表会に出るのは、自分の成長のため。誰かに聞かせるため、自慢するためにピアノをしているわけではない。
正にその通りだと思った。
確かに空手をする中で、黒帯を取ることや大会で勝つことは嬉しいけれど、私が空手をやっている理由はそこではない。
見た人を感動させられるような空手がしたい夢はあるけど、そうはなれないことに薄々気づいている。
ただただ、昨日の自分に出来なかったことができるようになる喜び。
ごくたまーに訪れる、腑に落ちる感覚。
空手をしている時間がただただ幸福。
そして、空手は生きる希望だ。
審査では、緊張し、苦しい、悔しい思いもするのだけれど。
小学生が、簡単に出来ることが、全くできず、恥ずかしい思いもするのだけれど。
そして、あまりにもできない中年に、先生に気を使わせてしまうのだけれど。
そして、黒帯小学生に黒帯に相応しい動きをしてくださいと忠告も受けるのだけれど。
やっぱり空手はやめられないと再認識。
老人とピアノ
クラッシックの知識が増える事も嬉しい。