傷つけ傷つく

またやってしまった。

自分の不意な一言で次女を傷つけることを。

ここ数週間、ほぼ毎日、次女は散歩に行っている。

雨の日も、風の日も。30分〜60分。

外の空気が気持ちがいい。新しい道を歩くのがワクワクするとのこと。

体を動かすのはいいことだし、次女の歩きたいという前向きな気持ちも嬉しい。

問題は2つ。私は、人のペースに合わせて歩くことが苦手なこと。そして、自分の時間が奪われることにも疲れてきたこと。

今日、一緒に歩いていた時、不意に次女に

「歩くペースがちょっと遅い」

と言ってしまった。次女は

「気持ちが萎えた」と言い、

そのまま、家へ帰った。

私は相変わらず、自分優先で、未熟で途上。

マザーテレサのように愛に溢れる人に憧れながらも、自分の子ですら、愛が不十分。

むしろ、自分の子だからこそ、気遣いのない、本能剥き出しの自分が現れてしまうのかもしれない。

そんな、未熟な自分を再認識して、落ち込み、傷つく。

神々の山嶺」の最後の文章に、

「歩き続けている途中で死は訪れる。死んだ時に何の途上であったのか、そのことこそが重要。」

未熟な自分でも、歩き続けるしかない。少しでもマシな人になることを目指して。