一緒に走っているブラインドランナーは、自分の目の病気をなかなか受け入れられず、同じ病気をもつ主人公が登場する本をよく読んだという。
私も読んでみた。病気のことはほとんど話さず、いつも明るい彼女。
病気の名はチューベッド病。難病だった。
https://www.nanbyou.or.jp/entry/187
本の中では、目が見えなくなる恐怖と戦う主人公が描かれていた。目が見えなくなると、その他のチューベッド病の症状から解放される病気とのこと。
いつも明るい彼女も、目が見えなくなる恐怖と戦っているのだろう。私には想像することすらできない。
子供の不登校だけで、悲劇のヒロイン気取りだものな。
世の中には私には想像することもできない苦しみがたくさんあるのだろうな。当たり前だけれど。
色々なことを知れば知るほど、言葉に慎重になり、私はどんどん無口になってゆく。
明日も彼女と走る予定。さあ、何話そう。
無理して話さなくてもいいのかも。