富岡鉄斎展へ行った。
絵の中に描かれる仙人達が楽しげ。そして、鉄斎自身も仙人のような風貌。
展示されているたくさんの印章は、どれも素朴で味があってかっこいい。
文人でもあった鉄斎の言葉もよい。
・胸中の塵濁を脱去するために旅をする。
・老而益学(老いて益々学ぶ)
・万巻の書を読み、万里の路を行く
(絵を描くものが心がける目標)
展示会に行くまで名前も知らなかったけれど、一気にファンになった。
そして、自分は仙人のような人に憧れているのかもしれないと気づいた。
「空手の達人を目指していること、ワラジで山を走っていること、沢登りをしたいこと、質素で素朴なものが好きなこと、筆で手紙を書くこと、質素な食事や山の生活に憧れていること」
上記は、自分の衝動にままにやってしまっていることや、憧れていること。なぜそんなことをしているのか自分でも分からなかった。
鉄斎展のおかげで、自分の行動の意味(仙人のような人になりたい)が分かってスッキリ。
なぜ仙人に憧れてしまうのかは謎なのだけれど。